秋
秋の香り・空気
またあの季節が来たんだと...
11月の風が痛みを連れて来る
君を亡くし
立ち尽くした17の秋
初めて過ごした淋しい時間
暫くは真っ暗闇の中
亡霊みたいにただただ流されて生きた
今は離れ離れの時間もあるけど
未来はずっと一緒 いつも一緒って
言ってくれてたから
未来は一緒に時を刻むんだって疑いもせず
勝手に安心してた
言わずに伝わることも
ワガママ言いまくれてたのも
温かい心にいつも包まれ過ぎてて
当たり前だと思ってた
小さな君が凄い大きな人だったと
亡くしてから思い知らされた
君が居ないと出来なくなったことが多く
何一つ楽しめなくて
暫くは ただただ砂噛んだみたいな気分で
何もかも無の世界で
心が死んだままて過ごした
周りが心配するから
ほどほどに空元気出してみたりもしたけど
あの頃の友達は今も大事な存在っ！
いっぱい守られてたこと
沢山叶えてくれてた温かさが傍にあったこと
家族より大きくてポカポカの愛をいつもくれてたのに
最高に温かい頬をハートを
失うまでは無くなるなんて思いもせずに...
出会えた奇跡を奇跡とも知らずに...
涙も枯れて 心も干からびた
未来にあった たった一つの夢は
あの時 君と一緒に空に散らばったまま
全てを受け入れたくなくて
受け入れるのに時間が掛かって
ただ苦しかった
空にも海にも街にも
癒しなんか一つも無くて
あの頃は全てが虚無の世界で
うそみたいに思ってた
だけど強くなったんだよ！
一人前に大人な毎日やってるよ！
亡霊じゃないよ！
大切に毎日ちゃんと生きてるよ！
今日出来ること後回しにしないよ！
好きな人には気持ち伝えるよ！
無駄に振り向かないよ！
前を向いて進んでるよ！
恋だってするよ！
いつまでも笑って泣いて
たまにふてくされて また笑う
そんなのが普通で日常で当たり前過ぎたから
大事に出来てなかった
その後悔が酷かった
酷い痛みだった
気持ちもちゃんと伝えれてないまま...
その痛みだけは 繰り返したくないから！
もう後悔はしたくない！
だからいつも今を生きる！
有るか無いか分からない未来を信じず期待せず！
今やりたい事はなるべくやる！
今至上主義貫く！
もし終わりの時が来たとしても
納得出来る自分で居たいから！ ありたいから！
命は順番なんか関係無く終わりが来るって知ったから
臆病になり過ぎたとこも有って
時折大きな不安に潰れそうになって
弱虫が酷くなったことだけは
最高に不便だけど...
今 幸せ？！あー。うん！
笑ってるよ
涙だね
ごめん
でも やっぱり謝らない！
ふーーんだ！
「いつも笑ってて！」って君の言葉
時々思い出しては
どんな意味だったのか考える
笑ってるよ
無理してじゃないよ
今も思い出は痛みも連れてくるけど
温かさもちゃんと覚えてるから！
忘れない！
忘れられないことだとしても
生きてる今 止まってもいられない！
前を見て行くね！
淋しがるなよ
ヤキモチ妬くなよ
秋にも11月にも負けず
私は私の道を生きてく！！！
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